ゲノム解析専用半導体の開発加速に向けて1.5億円を調達

ファイナンス

最先端の半導体技術を活用した高速ゲノム解析で新時代を拓くベンチャー企業である株式会社Mitate Zepto Technica(略称:MZT、本社:東京都渋谷区、代表取締役社長:原島 圭介)は、今年6月にクローズしたシードラウンドとして、株式会社Monozukuri Ventures(本社:京都府京都市、代表取締役:牧野 成将)、京都大学イノベーションキャピタル株式会社(本社:京都府京都市、代表取締役:楠美 公)および個人投資家3名より、J-KISS型新株予約権による1.5億円の資金調達を実施しました。今回調達した資金は、ゲノム解析専用半導体(以下、ASIC: application specific integrated circuit、特定用途向け集積回路)の論理設計と物理設計の開発、およびASICを使用したハードウェア・アクセラレータの開発に充てられます。

株式会社Monozukuri Venturesについて

株式会社Monozukuri Venturesは、京都とニューヨークを拠点に、ハードテック・スタートアップへのベンチャー投資ファンドの運営と、ハードウェアの試作・製造に関する技術コンサルティングを提供する企業です。

2020年1月に、Makers Boot Campを運営する株式会社Darma Tech Labs(京都市)と、FabFoundry, Inc.(ニューヨーク市)が、2社のハードテック・スタートアップ支援の経営資源を結集して発足しました。株式会社Monozukuri Venturesが運営するMBC試作ファンドは2017年夏に1号ファンドが、2021年に2号ファンドが発足しました。これまでに日米のハードテック・スタートアップ53社(日本24社、米国29社)に投資しています。また、試作から量産に至るまでの知見とネットワークを活かし、技術コンサルティングを提供しています。スタートアップを中心に現在に至るまで150件以上のプロジェクトを支援しています。(数値はいずれも2022年5月末時点)

詳しくはホームページを参照ください。

京都大学イノベーションキャピタル株式会社について

京都大学イノベーションキャピタル株式会社は、京都大学100%出資子会社として、京都大学を中心とした国立大学から生まれた研究成果を活用するベンチャー企業を対象に投資やその他の事業支援を行っております。当社は現在、総額160億円のKYOTO-iCAP1号ファンド(2016年1月設立)と総額180億円のKYOTO-iCAP2号ファンド(2021年1月設立)を運営しています。1号ファンドの満期は最長20年、2号ファンドの満期は最長17年に設定しており、基礎研究に強みを持つ京都大学の研究成果の実用化を長期にわたって支援することが可能となっています。また、2号ファンドでは、一部資金を京都大学以外の国立大学発ベンチャーに投資することとしています。

詳しくはホームページを参照ください。

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